8月のど真ん中、熱帯気候並みの東京を離れ、熱帯の本場、ベトナムはホーチミンへ視察旅行に行って参りました。
情けないことに、
その後はベトナム人の笑顔とメコン川の自然と食事に癒され、
今回のブログは、やや番外編的に「2017年夏 ベトナムの今! Report」とさせて頂きます。
ベトナムの発展はまだまだこれから
ベトナムは、人口9300万人、国土は日本の約9割。
経済成長率5-6%、平均年齢29歳ですから、
ホーチミンからバンコクまで飛行機で1時間半。中国と隣接、
夜ホーチミンのタンソンニャット空港に着き、市内に向かう途中、
とはいえ、マクドナルドがホーチミンに初出店したのは3年前。
ユニクロは今でも出店していません。GAPはありました。
H&Mは1店舗目が工事中で間もなくオープンという段階。
まだまだこれからです。
ホーチミン初の地下鉄が市内の目抜き通りで工事中ですが、
私はついつい以前暮らした上海と比べてしまいますが、
ホーチミン市内中心部の脇にはサイゴン川が流れていますが、
上海では何もなかった川向こうに、
そうなんです。ベトナムは正に今後10年、
ベトナムの発展スピードはいかに?
ベトナムは企業の進出先(工場としても市場としても)
若い人口、安価な労働力、一定以上の教育水準、都市化の波、
ただし中国ほどの大胆で早いスピードで進むかというと難しく、
そう感じた理由は、都市政策です。
ベトナムは社会主義国家なので土地は国有です。
中国同様にあっという間に住民を立ち退かせて開発を進めるのかと
民衆の権利を重んじる良いやり方ですが、
実際ホーチミンの中心地は道路が狭くて殆ど一方通行です。
地下鉄もないので多くの人がバイク通勤ですが、
マイカーを持つ人が増え、渋滞も激化しています。
市内では、100年続くような風情ある建物が沢山残っており(
経済発展は都市の発展とセットなので、
ベトナムは、いわゆる「経済発展の方程式」
人材の強みをどう生かすか?
ベトナムは人材の強み、魅力がある国だと感じました。
ホーチミンの人は基本的にフレンドリーで世話好き。
ベトナムコーヒーの飲み方が分からず困っていたら、
仏教徒が8割で、儒教の文化も残っているため、
賄賂はあるけど、そこまで無茶な金額ではなく、
向上心が強いのも特徴のようです。
現地で飲食店を経営する知人が言っていましたが、
若い社会人は、
もう1つびっくりしたのが、デザインのセンスがいい事です。
飲食店や建物のデザインがとてもいい感じでした。
ベトナム人は手先が器用とは聞いていましたが、
国としてIT技術者の育成に力を入れ、
大卒の就職は非常に厳しいらしく、
まだまだ大卒を吸収できる産業が少ないので学生は大変ですが、
日本との友好関係を生かさない手はない
ホーチミン初の地下鉄は日本のODAプロジェクトです。
工事現場に「VIETNAM-JAPAN」という大きな友好&
ベトナム人の日本および日本人に対する印象はとてもいいそうです
日本企業が現地人材をマネジメントしたり、
ベトナム人は日本人と感覚が近い部分もあると思います。
儒教文化の影響を受け、
手先が器用で向学心があるのも日本人と近いですね。
ビールが大好きというのも共通点です。
お互い中国と関係が悪いのも共感し合える理由かもしれません(
ただし街で一番見かける外国人は韓国人でした。
K-POP、韓国化粧品の人気は抜群。
日本車も人気ですが、シェアトップは起亜自動車です。
駐在員の数も圧倒的に韓国人の方が多いようです。
上海にいた時も感じましたが、
本国からの厳しい業績プレッシャーの元に現地社会に入り込んでい
ベトナムで奮闘中の日本人の方々には、
今回のホーチミン滞在中は、
本当にどうも有難うございました。