転職活動している人が 面接時 にその会社のカルチャーや雰囲気など色々なことから感じる情報は、会社を選ぶ上でとても貴重な情報源になります。
転職経験のある人は皆感じることですが、企業の内情はなかなか外からは知ることができません。
入社した後、「えっ?」というギャップに戸惑った経験を持つ方も多くいることでしょう。
転職サイトなどに書かれている情報の大半は表向きの情報で、企業や職場のリアルな姿はなかなかわからないものです。
コンサルタントの助言や口コミサイトは一定の助けにはなるものの、やはり自分自身でどう見極めるかが大切です。
面接時 に、会社を見極め、会社を選ぶコツ
では面接の限られた時間内で会社の理解を深めるには、どのような点に注意したらいいでしょうか。
面接の各場面において面接官や社員の行動をよく観察すると、その会社の風土や習慣、社員教育のレベルなどが見えてきます。
会社の受付に到着して電話を入れた時
- 面倒臭そうな応対をされる
普段から来客をあまり大切にしていない証拠です。
- 「では受話器をおいてお待ち下さい」と言われてから、長く待たされる
来客をあまり大切にしない、(隣の部署の人が電話に出たならば)社員間の仕事の連携が良くない、自分に直接関係ない仕事への協力姿勢が弱い、などの特徴です。
部屋に通されるのを待っている時
- すれ違う社員が挨拶や会釈をしない
来客に対するマナーがあまり教育されておらず、人に対する配慮や関心が薄いカルチャーということがわかります。
- 通りすぎる社員達に余裕がなく何かに追われている表情をしている
必要以上にプレッシャーが厳しく、会社の問題のしわ寄せが末端社員にいっている可能性があります。
- 社員がだらけた雰囲気で服装なども乱れている、目が淀んでいる
仕事におけるいい意味の緊張感がなく、仕事に真摯さがない。やや悪どい商売をしているか、いずれ衰退していく会社の可能性があります。
- 会社の規模や売上・利益に対してオフィスが立派過ぎる
社長が見栄っ張りで派手好きな可能性があります。
面接の部屋に通された後
- 部屋や机が汚い、椅子の位置がバラバラ
綺麗に保ち次の人が気持ちよく使えるように、との配慮が足りません。
チームワークや規律が弱い会社だということがわかります。
- 使っていない会議室の電気がつけっ放し
社員のコスト意識が希薄で、会社がコストに厳しくないこともわかります。
- 面接官がなかなか来ない
面接官が忙しくて遅れる場合もありますが、それがひどい会社は上から目線で「選んでやる」的発想なので、入社してからも同様に過度な上下関係が存在する可能性があります。
仮に面接が3回あって3回とも遅れて来たら、まず間違いないでしょう。
面接中
面接中の会話を通じて、会社のスタンスや考え方、カルチャーが最も良く見えてきます。
これについては次回のブログで取り上げたいと思います。