「 仕事への意欲 」が持てない理由とその解決策

2018.02.15
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「 仕事への意欲 」とはどうやって培われると思いますか?

京セラ創業者の稲盛さんは「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という有名な方程式を提唱されました。

3つの要素のうち稲盛さんが最も大切だとしているのは「考え方」です。私も正にそう思います。

次の2つ「熱意」「能力」ですが、熱意は「仕事への意欲」と言い換えた方が日常の仕事と直結して考えやすいかもしれません。

私は「仕事への意欲」を高めるには、成果を出すために必要な「能力」を磨くべきだと考えています。

意欲だけ無理に上げようとしても決して長続きせず、逆効果になりかねません。

今日はこの「仕事への意欲」と「能力」の関係についてお話しします。

 

「 仕事への意欲 」は他人が上げられるものではない

 
皆さんの部下や周りに意欲の上がらない人っていませんか。

私はそういう人を見ると、とてももったいないなぁと感じます。

別にハイテンションで仕事しなくてもいいけど、その人なりに仕事の楽しさを見つけ、熱意をもって取り組めたら人生も更に楽しくなるのに、と。

世の中にはモチベーションを上げる研修とか、「部下の意欲を高める方法」みたいなものがたくさんありますが、私は懐疑的に見ています。

人の意欲を他人が無理やり上げるのは本当に難しいです。

私など自分の子供の学習意欲ですら決してコントロールできません。

本人が自発的にその気にならない限り駄目なんです。

他人が刺激してモチベーションを高めたところで、それは一瞬のことで、翌日には元通りに戻ってしまうものです。

 

「 仕事への意欲 」が持てない理由と解決策

 
仕事でモチベーションが低い人の本質的理由って何だと思いますか?

人間関係とか周囲の環境とか色々要因はあるものの、最大の要因はその人が仕事で成果が出せていないからだと考えます。

自発的に仕事への意欲を高める道は、仕事で成果を出し、仕事が楽しくなることしかないのです。

では、現在仕事で成果が出ていない人が成果を出すにはどうしたらよいか。

当たり前ですが、成果を出せる能力をつけていくことです。

じわじわと仕事の能力を高めることで成果を出し、仕事が楽しくなり、更に頑張ろうという気持ちが心の底から湧いてくる道をいくのです。

 

入社当初の「 仕事への意欲 」がなくなってしまった人の事例

 
物流企画の仕事で転職した方がいますが、1年ほど経過したら入社当初の意欲が減退していました。

同僚との人間関係がドライで自分に合わないとか、色々な理由をおっしゃっており、会社の問題も確かにあるようです。

しかし話を聞いていくと、最大の原因は、彼の能力が同僚についていけていないことでした。

前職での経験を買われて入社したものの、その会社の物流部門のレベルが非常に高く、全然敵わなかったようです。

意欲が下がっているので集中力を欠きミスが出たり、企画の精度が甘くなったりで、上司に叱られるという悪循環に入っていました。

もしこんな状態の人に、「もっと仕事へのモチベーションを上げなさい」と毎朝ガミガミ言ったところで、彼の問題は解決するでしょうか?

 
この状況を脱するには、彼自身が学んで追いつくしかありません。

会社の上司や同僚から教わることは勿論もちろん、他社の先進事例を調べたり、関連技術の本を読んだり、たくさん学ぶのです。学んだ事をどんどん仕事で実践し、失敗も成功もして、また学んでいくのです。

同僚とのドライな人間関係に苦労しているなら、自分なりにどういう関係性を築くかだって学べます。

仕事のコミュニケーションもスキルの一部。

上手い人を真似したり、その対人スキルに関する本だっていくらでもあります。
 

少し時間はかかりますが、同僚に勝るとも劣らない実力がついてくれば、自ずと成果が出て、仕事が楽しくなる。

周りにも認められ、会社に抱いていた不満も大して気にならなくなり、意欲も高まります。

気付けば社内で重要な役割を担うようになり、力強いキャリアをものにしていくのです。

 

仕事のスキルはOJTだけでは不十分

 仕事への意欲

 
仕事はOJTだけで十分と考える人もいますが、よほど優れた人を除けば不十分です。

スポーツ選手も練習するだけでなく、体の仕組み、筋トレの方法論、集中力を高める手法などを深く勉強し、それを実戦に生かしています。

プレー以外の場所で学ばない選手は一流になれません。

ところがビジネスの世界では本番以外で学ばない人が意外と多いんです。

営業一筋の叩き上げ、しかしマーケティングの手法やマネジメントについて体系的に学んでいる人は少ないものです。

 

まとめ

 
今回お話しした内容以外にも、仕事で意欲が高まらない理由は様々です。

会社の方針が曖昧、役割が不明確、商品が弱くて営業しても売れない、頑張っても給料が上がらない。。と、挙げればたくさん出てきますよね。

しかし大半の問題は一個人では簡単に解決できない問題です。

会社は当然ながら全力で解決にあたるべきですが、一個人としては自分の範囲で解決できる問題から手をつけていかないと、大切な時間を浪費することになります。

「熱意」「意欲」を高めるには、何より成果を出すために必要な「能力」を磨くことが早道です。

いったん会社の問題と自分自身の問題を切り分け、自分の能力を高めることから着手すれば、解決も早まるでしょう。

 

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筆者紹介

株式会社SUSUME 代表取締役

竹居淳一

中小ベンチャー企業が「人と組織の力を最大化して持続的に発展」できるよう、戦略人事アドバイザー、幹部/管理職育成、組織開発、人事制度づくりなどを行っています。

筆者プロフィール詳細